『暴動の時代に生きて ’68-’86 山谷』 (中山幸雄/著)を読んで
コメンテーター : キムチ (元・現場闘争委員会/山谷争議団)
中山幸雄が語る、寄せ場の、熱い暴動の季節を駆けぬけた活動家たち の闘いの軌跡、そして生と死をふりかえり、次代につなぐことばを読み解く。
【本書の梗概】1968 年夏、暴動の嵐吹き荒れる山谷に鈴木国男、船本洲治、中山幸雄ら四人の若ものが降りたった。それは寄せ場を牛耳る暴力手配師、悪質業者、地域ボス、マンモス交番との妥協なき闘いの烽火であった。
山谷自立合同労働組合、全都統一労働組合から悪質業者追放現場闘争委員会、そして 6・9 闘争の会、山谷争議団へとつらなる闘いをたどり、「労働者解放旅団」と称された活動家たちの軌跡をふ りかえる。 [月曜社、2024 年 10 月刊]。