構造的沖縄差別」を撃つ──③
安保3文書・防衛費倍増と、琉球弧
トーク:木元茂夫 (すべての基地に「NO ! 」を・ファイト神奈川)
〈ミニトーク〉の「沖縄」シリーズは、①〈「日米安保体制」70年、その歴史と現在〉、②〈天皇制と沖縄〉、それに、馬毛島の基地化反対運動からの報告〈琉球弧の要塞化を問う!〉と続けて、つごう4回目となります。
昨年末に政府は「安保3文書」を発表、「敵基地攻撃能力」の保有、南西諸島/琉球弧への日本軍(自衛隊)増強など、中国に対する敵視政策を明確にしてきています。今回は木元茂夫さんをお招きして、私たちが、いま、いったいどこに立っているのかを考えたいと思います。ぜひご参集ください。
【木元さんから】
岸田内閣は12月3日、防衛費を5年間で43兆円とすることをトップダウンで指示。12月16日には安保3文書(「国家安全保障戦略」、「国家防衛戦略」、「防衛力整備計画」)を閣議決定。
年が明けて1月12日には鹿児島県の馬毛島全体を自衛隊と米海軍の空母艦載機の基地とする工事がはじまりました。石垣島では3月に自衛隊駐屯地を開設すべく急ピッチで工事が進んでいます。与那国島にも電子戦部隊と地対空ミサイル部隊の配備が強行されようとしています。5月のG7サミットで主導権を握りたいのか、岸田内閣の暴走が続いています。
このままでいけば、中国との間で軍事衝突が起きかねません。それを回避する道をともに考えたいと思います。