微生物と付き合う

 またまた、久しぶりにブログを更新します。2019年6月のいのちの水大会の報告をしようと思いつつ、あっという間に日が経って、そろそろと思っていたらコロナウィルスによる感染拡大がこんなにも世界全体を揺るがす事態となってしまって、様子を見ているうちにさらに半年経ってしまいました。

 しばらく実家の香川と埼玉の行き来を控えていましたが、6月になりようやく両親の顔を見に香川に10日ほど帰ることができました。私が埼玉から戻っても、これまでのように大手を振って香川の友人たちに会うのは、はばかられる雰囲気が強くあり、高齢の親たちにとっても、私が帰ることがいいのかどうか自問自答を繰り返した結果、やはり今の最優先は親たちの様子を直接見ること、と決断し、体調を整えて帰りました。

 両親は私の帰りを待ちわびていて、父が作っている畑の野菜や果樹たちが、何食わぬ顔で迎えてくれたのには癒されました。マスクを外し、太陽の下で玉ねぎやジャガイモの収穫を手伝い、ビワの実を摘んで、母とビワ酒やビワジャムを作ったり、ドクダミを干したり…。自然の中で、草や木に触れながら身体を動かすのは、心地よく、鬱々とした気分を解放してくれました。

 【微生物で元気になる】

 土を触れることで、元気をもらう経験は誰しもあるのではないでしょうか。土にはたくさんの微生物がいて、その生命活動により、ふかふかのよい土ができるといいます。フグ毒に当たったときは、土を掘ってその人の身体を埋めて毒を出すとよいという言い伝えもあります。また、砂浜を裸足で歩くと、アトピーや喘息がよくなったとか、砂浴で難病やがんがよくなったという体験談も沢山あります。土や砂の中の微生物が、何らかの働きをして、私たちの身体を助けてくれているのではないかと思っています。また、腸内細菌の働きも、最近取り上げられるようになってきました。人の体の免疫細胞の7割が腸にいて、腸内細菌と深いかかわりを持っているとも言われるようになりました。また、ヒトの細胞の中には、ウィルスのDNAが存在していて、それが進化と関わっているという研究も出てきました。私たちの身体は、微生物と切っても切れない縁の中で活かされているようです。

 自然療法や民間療法と言われるものは、人間が数千年の歴史の中で、さまざまな感染症や寄生虫、虫や蛇の毒、食あたり、その他の病気、外傷、など様々な危機を経験しその治療法を試行錯誤する中で形作られてきました。世界中あちこちで、先人たちの賢い知恵が伝えられきましたが、残念ながら西洋文化や西洋医学の勢いの下で追いやられてしまったものも多々あると思われます。微生物を用いた食物や、治療法もいろいろあります。

 いまコロナウィルスの感染に対して、ワクチンや治療薬の開発に製薬会社や研究者がしのぎを削っていますが、私は、薬の無かった時代に人々が生き延びるためにやってきた自然療法を、今この時こそ、人々に使ってほしいと思いいます。その土地土地で伝統的に使われてきた薬草茶(日本ではビワ葉、ヨモギ、スギナ、決明子、柿の葉、ドクダミなど)や、食べ物(梅干し、味噌、大根、レンコンなど)を使い、シンプルな温熱の手当てと、自家尿療法を行うことで、免疫力を上げて、感染しにくくしたり、感染しても症状を軽くすませることが可能だと考えます。これまで、私が30年やってきた快医学は、自然療法の中でもお金がかからず、身の回りにあるものを使ってできて、誰でも簡単にできるものを、アレンジしたものです。身体の中の微生物のバランスを保つ手助けとなる、快医学をぜひ、みなさんも試してみてください。   http://kainet.fe.jp/wkn/

アイロンや温めたこんにゃくなどを使った温熱の手当て  NPO法人快医学ネットワーク

 【自家尿療法について】

 自家尿療法は、故中尾良一医師が人生をかけて、世界中に普及啓発をした健康法です。インドや中国では4千年も前から病気の治療や健康維持のために尿療法がおこなわれていたということが、古文書に残っています。インドでは現在も尿療法がおこなわれていて、元首相のモラルジ・デサイ氏は自身が長年にわたって尿療法の実践者であると表明しています。デサイ氏は、中尾医師がMCL研究所(尿療法の効果の基礎研究を行った)を設立した1992年に「アジア・アフリカの貧しい国々では、医者が不要でお金がかからないこの療法は最も必要とされている。貴社の努力で科学的な解明が可能になれば多くの人が助かる。いち早く良い結果が出ることを期待している」と一文を寄せています。(「尿療法でなぜ病気がどんどん治るのか 中尾良一著」より)

 現在、中南米、韓国、インド、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、で尿療法に関する本が出版され、医師で注目する人も増えてきています。だれでも胎児の時には、胎内の羊水に尿を排泄し、その羊水を飲んで育っています。尿は血液を濾過して作られるものなので、無菌であり、血液の情報つまり身体の情報をもっているのです。例えばウィルスに感染した場合、をのウイルスと闘うことで血液中に放出される様々な物質(ホルモン、抗体など)の情報も、尿には含まれていると考えられるため、それを飲むことは自分のワクチンを体に入れるようなものだと私は思っています。

 【医薬品として利用される尿の成分】                  尿素(抗菌作用)・ウロビリノーゲン(血栓を溶かす)・表皮増殖因子(傷ついた細胞や組織の増殖・再生)・成長ホルモン・赤血球生成因子・性腺刺激ホルモン・カリクレイン(血圧を下げる)・アラントイン(傷や潰瘍を治す)・トリプシンインヒビター(粘膜性潰瘍予防治療)・抗がん剤として:アンネチオプラストン、H-11 、βインドール酢酸、ジレクチン、3-メチグリオキザールなど…                      (「尿療法でなぜ病気がどんどん治るのか」より)

第9回バイオヘルス アルゼンチン世界大会2018 9.20~23 報告 ~後編~

第9回バイオヘルス アルゼンチン世界大会2018 9.20~23 報告 ~後編~

大会テーマ“健康とエモーション(こころ)” いのちを癒し、いのちの全体性を取り戻す

井上アトム氏の報告文より 編集・野本美保


*アルゼンチンでのバイオヘルス第9回世界大会報告の後編は、バイオヘルス運動(ムーブメント)を生み出した井上アトム氏から届いた報告(長文)を編集し、私の一言(*の部分)も入れながらお届けします。


~はじめに・多様な文化の絆を探る~


アルゼンチンは、マクリ政権下で今年に入ってインフレ率230%。大会の組織委員会は赤字覚悟で臨み、参加者も危ぶまれたが、ニカラグア、ホンジュラス、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、ボリビア、ペルー、コロンビア、メキシコ、欧州や北米のユダヤ系のメンバーなど、多彩な参加があった。


早春のマリアノポリスの中庭で、開会のセレモニー

早春のマリアノポリスの中庭で、開会のセレモニー

大会セレモニーは、早春の草原の木々に囲まれた中庭で行われた。軽快なダンスの後、クラウディオさん作の大会シンボル臨月の女人像に種付けの儀式。一人一人の撒いたバイオヘルスの健康と平和の種が、いまこうして成熟し満期を迎え大会が始まった。4日間通して、神聖なセレモニーやダンスや歌や劇など、多様な文化の絆で結ばれた大会だった。


~様々な角度からこころへ愁波~


4日間の講演のタイトルと要約

●“心・魂のレベルで深くつながる動物との絆(無双原理の実践)” 井上アトム(コロンビア・バイオヘルス提唱者)


愛娘牛のドーリが死ぬときに、遠くペルーを旅するアトムに会いに来た。農園の動物たちとアトムは心身一如、真にともに生きることにより、わが身と宇宙の一体化をもたらす無双原理を実践している。「宇宙を生きる、自然を生きる、自分を生きる」は、この閉塞した社会を突破する鍵だ。


●“先住民世界の健康と感情” エクトル・カトリ(アルゼンチン・アラウカーノ先住民・教師)


アラウカーノ先住民は15世紀以前はインカ帝国に、その後はスペイン帝国とチリ政府に侵略され、300年にわたり抵抗し続けてきた勇猛な人たち。現在も日本やスイス、中国、米国の大企業による森林、地下、水資源の強奪に対して戦っている。アラウカーノの信仰はマチと呼ばれる巫女が行う自然崇拝。マチは薬草や病気治療に幅広い知識を持ち、霊的な儀式を行う。長年の戦いでほとんどすべての土地を失い、文化も宗教も生活も破壊されてきた。先住民の生きる権利と文化を回復する闘いは、後住民の人たち自身が生きる力と尊厳を回復する過程に見合っている。


●“食物が血液を作り、血液が細胞を作る”岡田恒良(日本・医師)千島学説の紹介。


赤血球や白血球は食物を材料に小腸で新生され、さらにその一部が種々の臓器細胞に変化する。脂質は血球膜の材料になり、柔らかい血球膜が健康の必須の要素。交感神経の興奮は内臓系の血流を減少させ、感情の乱れは自律神経を乱し血流を阻害する。


●“病の原点を探る~ヒエラルキーの形成とその終焉” 岡田恒良(日本・医師)


原始社会における生産力の発達とその蓄積が、異常なエゴと葛藤の階層社会を生み、それがまた病を生み出すもととなった。すべての無意味な争いが終焉する道をみんなで求めたい。


●“気持ちよく生まれる~バイオヘルスと出産” ヴィクトリア・サラミ&マイヌンビ・アバテ(アルゼンチン・自然出産の助産師)

バイオヘルスと出産、輪になり互いの経験を聞きあった

バイオヘルスと出産、輪になり互いの経験を聞きあった


自然出産のすばらしさと、無痛分娩の危険性(生まれてきた子どもの半数が多動障がい、知覚障がいに悩んでいる)を語った。後半は妊娠や出産をめぐって、どんな風に自分は生まれたのか、感動や経験を分かち合う時間になった。(*どの出産も大事な経験であり、生まれてきたことが素晴らしい、と互いに感じ合える場だった。)


●“Dr.ハンマーの5つの生物学的法則” マルティン・モンテヴェルデ(アルゼンチン・医師)


ハンマー理論は、がんの原因をショックや孤独によるトラウマとし、がん遺伝子の増殖によるものとする現代医療の理論に挑戦し、手術、化学療法を拒否。治癒の過程は代替医療や精神の向上を土台とする。


●“生きた食べ物と感情”ナタリア・セドラセク&フアン・パウレッティ(アルゼンチン)


劇の形で、有機自然農法で育てた野菜や穀物、豆の良い所を説明し、生で食べる方法を紹介。生きた生の野菜を食べれば、健康で愉快な生き方ができる。(*野菜ジュースや、穀物と豆のジュースが美味しかった。)

ワークショップで試食、ビーツの雑穀のペーストのせ

ワークショップで試食、ビーツの雑穀のペーストのせ


●“感情~霊性に至る道”アリシア・カブレラ(コロンビア・バイオヘルスセラピスト)


我々は生まれる前から母親の胎内で、人類が経てきた様々な試練や苦難喜びも味わってきた。いろいろな要素が生き方や各自の性格に織り込まれている。我々の脳は90%以上まだ発展、成長する可能性がある。両手を合わせ、オーリングテストという簡単な方法で、人間として誤った部分を洗い出し、一つ一つ祈りながら浄化していくことで、精神の高みを歩むことができる。


●“この中毒社会で、どうしたら中毒から抜けられるか”リナ・ディアス(ウルグアイ)


我々の社会は中毒だらけ。アルコール、タバコ、ドラッグ、ポルノ、TV、PC、お金中毒、便利さ中毒。中毒から脱出するには、「責任のある生き方」を追求すべき。Anne Wilson Schaeff “When the society become an adicto”を紹介。


●“危機、恐怖、災害の環境と感情~2011年東日本大震災と放射能汚染による被害の現状と、我々の挑戦”野本美保(日本・快医学)


3.11後の放射能汚染の現状と、子どもたちを守る市民運動の状況を伝え、快医学ネットワークの活動を紹介。恐怖や不安の感情を押し殺さずに互いに聞きあって解放し、「自分のいのちの主人公になる」ことの大切さを話した。


●“バイオヘルス運動を新政策の中心へ!メキシコからの提案”オスカル・ロペス(メキシコ・代替医療治療家)


メキシコの新大統領ロペス・オブラドルとアトムのインタビューを画策。

(*講演の間には、各国や各民族のバイオヘルスの実践の報告や治癒の証言が話された。

私が印象的だったのは、ホンジュラスで農民バイオヘルスを指導する農民職能センターの高齢のシスター、リタさんの話。教会のコミュニティを中心に健康相談をしバイオヘルスを拡げている。本人も皮膚がんを自分で治した。「すべてがわかったと思ってはいけない。常に学び続けること、真実に耳を傾けることを忘れてはいけない。」)


大会3日目のワークショップ(分科会)は、同時進行で様々な会場や外の草原などで行われた。興味深い内容がいくつもあった。以下に列記する。

「アイロンの手当て」、「薬草と花による癒し~生命エネルギー医療」、「生命エネルギーマッサージ」、「どうしたら心に入れるか」、「タロットと花エッセンスによる癒し~新シャーマニズム」、「5感における尿」、「改めて薬草を見直す」、「瞑想<意識の発展」、「生命エネルギーの測定」、「身体と心の健康を回復する断食と沈黙」、「声の奥行(可能性)」、「バイオヘルス入門」、「エモーションを解き放つ日本のサンバ、阿波踊り」

(*アイロンの手当てのワークショップは、野本が担当。やったことのない人が20人近く集まり、おさる(植田)さんとララさんに通訳してもらいデモンストレーションを行った。ひとり操体法も体験。言葉の壁が大いにあったが、身体が楽になったという人たちがいて、うれしかった。)



~おわりに~大交流会・多様な文化の競演 (野本追記)

3日目の夜は、お国自慢の文化の大交流会。トップバッターが、おサルさんと野本の阿波踊りチーム。おさるさんが、はちまきしてはっぴと白足袋でかっこよく踊って登場したら、みんな大喜びで写真を撮りまくっていた。踊りのレクチャーをした後、みんなで踊って盛り上がった。その後は次々に各地の歌や踊りが飛び出して、会場は熱気に包まれて、一つになって楽しんだ。

そして最終日、各グループがそれぞれ感謝を述べ、臨月の女人像から、種を一人一人持ち帰るという儀式を行った。友情と希望の歌を歌いバイオヘルスの種を周りに蒔き続ける誓いをして、名残惜しいお別れとなった。


次回「第10回バイオヘルス世界大会」は2021年、ブラジル・アマゾンのマットグロッソで! テーマ「この環境で生きられるか」(健康と環境) です。

関心のある方、ぜひ一緒に行きましょう!

アトムの長文の報告を読みたい方は、快ネットホームページをご覧ください。


食堂で記念撮影:日本人チームとメルセデスさん、アトムさん、アリシアさん、クラウディオさんの息子さん

食堂で記念撮影:日本人チームとメルセデスさん、アトムさん、アリシアさん、クラウディオさんの息子さん

バイオヘルス第9回世界大会inアルゼンチン2018 報告 ~前編~ 

~快ネット通信243号に載せた記事より~


Biosalud 9ª Congreso Mundial ARGENTINA 2018

バイオヘルス第9回世界大会inアルゼンチン2018 報告 ~前編~

れんげそう庵 野本美保


バイオヘルスとは、コロンビア在住の井上真氏(通称ドクトル・アトム)が1990年ごろからラテンアメリカで始めた民衆のための健康運動(ムーブメント)だ。自然の中で生きて病気をしない体を作り、自分の力で元気になり、喜びや生命の美を回復しようという運動で、ひとりひとりが健康と心の平和を回復する過程は、この地球と世界が生命の躍動と平和を回復する過程と表裏一体と考える。

バイオヘルスの骨子となっている尿療法とLETは、1990年にニカラグアを訪れた瓜生良介氏から、アトムが学び取り入れた。バイオヘルス運動が勧めるものは、いたってシンプルな生活改善だ。

1)良い食べ物を良く噛んで食べる。

2)運動を毎日しっかりやる。スワイショウ3000回、どんどん歩く、踊る。

3)尿療法の実践。

4)前向き思考。心からのあいさつ、微笑みながらありがとうを言う。困難をチャンスに変える。やりたいことを、じっくり楽しみながらやる。

バイオヘルス(ビオサルー)の基本が描かれたポスター

バイオヘルス(ビオサルー)の基本が描かれたポスター

“El que quiera salud en el cuerpo,procura tenerla en el alma”(“体の健康を望む人は、それを魂の中に持っている”)




アトムが蒔いた種は、ラテンアメリカ、アフリカ、アジア、ヨーロッパなど40か国に広がり、実践する人々は10万人といわれている。

私は25年くらい前に、ウリウ治療室でアトムに出会い、2003年のブラジルでの世界尿療法大会(アトムは主催者の一人)に瓜生さんと参加して、とても楽しく大いに刺激を受けた。それ以来バイオヘルス運動に魅了され、2005年のコロンビアでのバイオヘルス世界大会に、デポルの望月さんたちと参加してステキな時間を過ごした。2006年の日韓合同の尿療法大会には、アトムがラテンアメリカから10名以上の人を連れて来てくれ大いに日本の仲間たちと交流をした。

その後、私は忙しくなり、東日本大震災・福島原発事故が起こりさらに忙しくなり、招請を受けても大会に参加できずにいた。そして疲れ果てて2014年に交通事故、その後関節リウマチ発症(寝たきりで車いす生活半年、今も杖と友達)という大きな転機を迎えて、自分の生き方を変えることを迫られた。闘病とリハビリで4年経ち、またアトムたちに会いたい、バイオヘルス世界大会に行きたい、という気持ちが自然に湧いてきて、今回の旅を決断した。

今回の大会のテーマは、「健康と心(感情)」。会場はブエノスアイレスからバスで7時間、パラナ市にあるマリアノポリスという、緑あふれる広大な敷地に建つカソリックの研修センター。9月20日から23日まで4日間、ラテンアメリカ各地から来たメンバー120~130名がそこに寝泊まりして、体操し、食事をし、講演を聞き、体験を語り合い、ワークショップをやり、歌い、踊り、抱擁をしあった。肌の色、年齢、文化の違いを超えて、先住民の人も、先住民を武力で追い払ったヨーロッパからの移住者の子孫も、混血の人も近づきあっていた。私にとっては、人間の本質的な愛をたくさん感じられた幸せな4日間だった。日本人メンバーはアトムを入れて5名。名古屋から医師の岡田さんとリフレクソロジーの野村さん。サンフランシスコから武道系の植田さん、私。みんなバイオヘルス運動に共感するユニークな人たちだ。私の講演は2日目の夜。快医学の簡単な説明をし、福島原発事故による放射能汚染の現状と、我々がどのように立ち向かっているかを話した。みんな日本の現状に驚きをもって聴いてくれた。4日間の中身は、後編をお楽しみに。

大会のシンボル像とアトムさん、メルセデスさん、みほ

大会のシンボル像とアトムさん、メルセデスさん、みほ

私の講演:危機、恐怖、災害の環境と感情 “自分の人生の主人公になる” 2011年東日本大震災と放射能汚染による被害の現状と、我々の挑戦

私の講演:危機、恐怖、災害の環境と感情 “自分の人生の主人公になる” 2011年東日本大震災と放射能汚染による被害の現状と、我々の挑戦























「いのちの水」は心も身体も救う

スタッフと講師全員集合

スタッフと講師全員集合

6月23日、いのちの水全国大会に、快医学ネットワークのメンバーとして参加してきました。
快医学ネットワークの出店もさせてもらい、ブースを訪れる方に、肥田舜太郎先生のお話会のブックレット「自分のいのちの主人公になる~内部被ばくからいのちを守る~」を勧めたり、快医学の説明をしたりしました。

また隣のブースで本を販売していた、ウォーターヒーリングをやっている女性と、お近づきにも慣れました。とても気持ち良さそうなので、いつかやってみたいです。
参加者は、160名くらい。朝から晩まで、ノンストップで次々と壇上でいのちの水について、語られました。具体的な症例、どのように実践しているのか、効果の判定方法、社会的な影響など、興味深い内容が盛りだくさんでした。
参加者の平均年齢は高いですが、気持の熱い実践者が多く、子連れの若い方たちも数組いて、子どもの声が会場に響き、たくさんのエネルギーをもらいました。

私はブースにいることが多かったので、全員の話は聞けなかったのですが、印象に残ったのは、大会長の石川眞樹夫医師、北海道で内科・小児科・心療内科を開業し、患者さんに尿療法を勧めている方の話。アレルギーの患者さんが尿療法を行う前の食物アレルギー検査のデータと、実践した後(数ヶ月~1年)の検査のデータで、目覚ましい改善がみられることで、尿療法の効果を可視化していました。また、尿療法の精神疾患への効果にも触れ、91歳で要介護5の希死念慮が強い方が、1年尿療法をやり、今は自立して人にアドバイスするようになった、とか、自閉症の方の改善例などを話しました。腸壁の傷により未消化の物質が血液中に流れ込むことで様々な症状が出る「リーキーガット症候群」に注目し、腸の働きを整えるのに、尿療法とともに、グルテン(小麦)フリー、カゼイン(乳製品)フリーの食事を勧めていました。
尿の酸化還元電位を測るブースも好評でした。塩を尿に入れると、より還元の度合いが高くなるのは、びっくりでした。大会の詳しい内容を知りたい方は、DVDができる予定ですので、Facebook「いのちの水18」を時々覗いてください。来年は名古屋です。

いのちの水全国大会のご案内!

私は、尿健康法を始めて30年近くになります。32年前、瓜生良介氏に出会い、操体法やオーリングテスト(のちにライフエネルギーテスト)を学び、これは面白い!と、ウリウ治療室のスタッフになり、いろんな体験をさせてもらいましたが、尿健康法はなかなか手が出せずにいました。でも自分が不摂生のために身体を壊し、これではいけないと思った時に、初めてやってみようと手を出し、やるにつれて自分の身体が変わっていくのを経験しました。以来、30年近く私は自分の尿とお友達です。
ブラジルまで行って、尿健康法の世界大会に参加したこともありました。大会に集まった、中南米の人たちの明るさと温かさ、優しさは、忘れることができません。
さて、今年は6月23日に東京で、いのちの水(尿健康法)全国大会が開かれます。

自分の尿を自分の健康の礎にすることは、究極のエコであり、自己信頼を高める行為だと私は思っています。
興味はあるけれど一歩を踏み出せない方も、半信半疑の方も、熱心な尿健康法支持者の方も、一堂に会して、互いの経験をシェアし合いましょう。

以下、実行委員長の<不食の人>山田鷹夫さんからのメッセージです。

-いのちの水全国大会- (快医学ネットワーク協力)
日時:平成30年6月23日(土)10時~18時 
会場:サンパール荒川(東京)都電荒川線荒川区役所前下車2分(〒116-0002 東京都荒川区荒川1-1-1 03-3806-6531)
定員:1,000人
参加費:5,000円
「いのちの水」とは世界中で行われている尿療法の、新しい呼び名。
心も含めたあらゆる病に効果がある「いのちの水」について、参加者全員で熱く語り合ういのちの祭り、ノンストップ講演会。

講師:船瀬俊介氏(医療・環境ジャーナリスト)、石川眞樹夫氏(自然療法クリニック院長・北海道)、平塚正幸氏(社会活動家)、奥山輝実医師(奥山医院・大阪)ほか総勢18名
*講師だけでなく、参加者である「いのちの水」の実践者から、元気が溢れる素敵な体験を聞くことができます。申込先:山田鷹夫
*ハガキかメールで「名前、県名、紹介者名」を記入して申し込んでください。
・メール:taka664@gmail.com
・電話:090-1102-7243
・住所:〒949-8443 新潟県十日町市中里下山48
*予備の連絡先 070-6439-3695(平井克也)
【参加費払込先】
郵便局送金(ゆうちょ口座間送金の場合):イノチノミズ 記号11260 番号40982671
銀行送金:ゆうちょ銀行 イノチノミズ 店名・店番イチニハチ(128)普通預金 口座番号4098267
*ハガキかメールで申し込みをして、郵便局(もしくは銀行)から、代金を振り込む、以上で完了。
*チケットは送りません、そのまま会場においでください。
*大会の詳細はFacebookの公開のグループ「いのちの水18」を検索、閲覧ください。

5月新緑のれんげそう庵

2/27坂出・快医学一日講座(操体法と頭蓋仙骨の手当てを中心に)

八十場かられんげそう庵までの地図

八十場かられんげそう庵までの地図

操体法と頭蓋仙骨の手当てを学びたい、という方から連絡があり、2018年2月27日に、坂出の八十場れんげそう庵て、快医学1日講座をやることになりました。

お近くで快医学に関心のある方、どうぞお越しください。
新たな出会いを、楽しみにしております。

【快医学1日講座 in 香川(操体法と頭蓋仙骨の手当ての体験を中心に)】

快医学とは、自分で自分を治す様々な知恵を生活に取り入れ、健康自立を手にしよう、という考え方です。快(気持いい)方向に心や身体を持って行くことで、本来誰でも持っている、元に戻ろう、治ろうという力にスイッチが入ります。 快医学で勧めるさまざまな手当て(温熱、頭蓋仙骨)や運動法(操体法)や、食事法、身体に合うものを見つけるライフエネルギーテストなどは、身体の治る力を後押ししてくれます。
実技中心の講座です。快医学の全体像を知り、体験して、自分にとっての気持ちいい方向を見つけましょう。

◇日時:2018年2月27日(火) 10:00~16:30ごろまで  
*お昼は、ご持参ください。お茶と汁物は、ご用意します。
◇場所:れんげそう庵(八十場やそば) 香川県坂出市西庄町1654  070-6672-8254
JR四国予讃線八十場駅下車 徒歩10分  
*車で来られる方は3台までとめられます。
*電車で来られる方は、到着時間をお知らせくだされば、八十場駅や坂出駅まで、お迎えに行きます。
◇講師: 野本美保 鍼灸・快医学健康相談れんげそう庵(東浦和&八十場)
◇参加費: 4000円 (快医学講座テキストを購入したい方は別途2000円)
■用意するもの:動きやすい服装、昼食
■問い合わせ/申し込み 野本美保 070-6672-8254 / tuna-sana5656@willcom.com

■スケジュールと内容■
10:00~自己紹介、快医学の全体像、息・食・動・想・環の自然の法則、デモンストレーション、操体体操、ひとり操体法
12:30~13:30 昼食
13:30~二人操体法、頭蓋仙骨の手当てなど
16:30終了
*参加した皆さんの要望に応じて、やる内容が変化する場合があることを、ご了解ください。

坂出で快医学1日講座やります。2018/1/7

2017~2018年末年始、坂出で過ごすので、快医学の一日講座をやることにしました。
快医学をもっと知りたい、自分のものにしたいという方や、快医学ってどんなこと?と思っている方と、出会えるといいなと思っての企画です。
関心のある方、どうぞご連絡お待ちしています。

**************
快医学を身に着ける1日講座 in 香川

快医学とは、自分で自分を治す様々な知恵を生活に取り入れ、健康自立を手にしよう、という考え方です。快(気持いい)方向に心や身体を持って行くことで、本来誰でも持っている、元に戻ろう、治ろうという力にスイッチが入ります。 快医学で勧めるさまざまな手当てや運動法を学びながら、1年の始めに自分の身体と対話し、自分にとっての気持ちいい方向を見つけましょう。

◇日時:2018年1月7日 10:00~17:00ごろまで  
*お昼は、ご持参ください。お茶と汁物は、ご用意します。
◇場所:れんげそう庵(八十場やそば) 香川県坂出市西庄町1654  070-6672-8254
JR四国予讃線八十場駅下車 徒歩10分  車で来られる方は3台までとめられます。
電車で来られる方は、到着時間をお知らせくだされば、八十場駅や坂出駅まで、お迎えに行きます。
◇講師: 野本美保 鍼灸・快医学健康相談れんげそう庵(東浦和&八十場)
◇参加費: 4000円
■用意するもの:動きやすい服装、持っていたらアイロンと手ぬぐい、昼食
■問い合わせ/申し込み 野本美保 070-6672-8254 tuna-sana5656@willcom.com

■スケジュールと内容■
10:00~自己紹介、快医学の全体像、自然の法則、ライフエネルギーテストで互いに身体をチェック、骨格のゆがみを見る、操体体操、ひとり操体法
12:30~13:30 昼食
13:30~足もみ、足心操作回転法、二人操体法、頭蓋仙骨の手当てなど 
15:30~温熱手当て、びわ葉アイロン、活生器など
17:00終了
*参加した皆さんの要望に応じて、やる内容が変化する場合があることを、ご了解ください。

ウェルカムかさおかの保養で、セルフケア講座

ウェルカムかさおかの保養で、セルフケア講座

香川県坂出市八十場(やそば)にれんげそう庵を開室しました

10年ぶりに、ブログを更新します。

この10年いろいろなことがありました。あっという間にも思えますが、実に山あり谷ありいろんなことがありました。

両親が暮らす坂出に時々帰るようになり、坂出で鍼灸・快医学のれんげそう庵を開こうと決意して1年。この3月に鍼灸の治療室の開設届けを保健所に出し、少しずつ準備をして、ようやくブログを久しぶりに開いて更新する余裕ができました。

ひとの身体も、動物の身体も、本当に神秘の世界。病いや、身体の不調を通して聞こえてくる、自分のこころとからだの声に耳を傾ける場所として、八十場のれんげそう庵がお役に立てるといいなと思っています。

快医学のミニ講座もできるくらいのスペースのあるところです。

私が八十場にいるのは不定期ですので、関心のある方は、どうぞご連絡ください。

〒762-0021 香川県坂出市西庄町1654  070-6672-8254  rengesouan@mx6.ttcn.ne.jp

鍼灸・快医学健康相談  初診:5000円 再診:4000円

窓の外は緑がいっぱいの治療室

窓の外は緑がいっぱいの治療室

れんげそう庵玄関 父が作った道標

れんげそう庵玄関 父が作った道標

父は看板づくりがお手の物

父は看板づくりがお手の物


収穫

これは、まだ半分

これは、まだ半分

バイクで4分のところに、小さな家庭菜園を持っている。もう、7〜8年になるかな。ちっとも上手くならない。でも、愛しい野菜たちが自分の力で実ってくれる。私は種をまいて、堆肥をつくって、時々あげるだけ。水は天からもらい水。

カボチャは、種もまかない。コンポストに入ったカボチャの種が、堆肥に残っていて、毎年自然に芽が出てくれる。夏の盛りには、ほかの野菜を押しのけて、一面のカボチャ畑。そして、今年もごろごろカボチャができた。武者小路実篤が描いたのと、そっくりのカボチャ。

味は…、ズッキーニの固くなったような、ジャガイモのような、パパイヤのような、甘くない不思議な味。でも、カボチャ嫌いの連れ合いは、やっぱりカボチャだ、という。

さて、どうやって今年も料理しようか。

曼珠沙華

いつの頃からか、毎年顔を出す

いつの頃からか、毎年顔を出す

トマトやなすが終わり、うっそうと茂ったうちの庭が、ちょっぴり風通しがよくなった頃、真っ赤な花があちこちに顔を出す。

誰が植え付けたわけでもないのに、不思議なものだ。そういえば、荒川をバイクで渡るときにも、土手の上に、赤く揺れる群落がみえたっけ。ちょうどお彼岸の頃にほんとに咲く。花は季節を忘れない。

叔父が亡くなって一年。お彼岸に、姉とお墓参りにいった。生きているうちに、もっと会いに行っておけばよかった…。何度となく繰り返される、後悔。
今、生きているこの時を大事にして、会いたい人には、会いたいと思ったときに、会っておこう、とまた、叔父のお墓に手を合わせながら、思った。